婚活の休み方
「休むも婚活なり」
flyboy.hatenablog.com
と、前々回の記事でお話ししたところ、スター、ブックマーク、Twitterのいいねやリツイートを頂きました。筆者のような初心者のブログに反応頂けたことを嬉しく思い、お読み頂いた一人一人に感謝しています。
ただ休むだけでは心は完全に復活しない
中々マッチングしない、初デートに失敗した
婚活の勉強をしてるが思うような成果が出ない…
このように婚活に疲れたら、休むのもあり。
ここまでは前回のお話。
一方、休んだままでは前進しないため、休んだ後は「どのように婚活を頑張るか」を考えるのが正論。
正論なのはわかっているが、引っかかるとこがある。
ただ漠然と休んでいたら心は復活するのだろうか?
病気や怪我のように、治療をしなければ治るものも治らないのではないか?
過去の思い出
唐突だが、筆者にはプロポーズをした経験がある。
2年ほど前になるが、答えはYes。
将来のことを色々と話し合ったり、結婚式場の下見に行ったりもした。
しかし、紆余曲折あって別れてしまった。
立ち直るのに相当時間が必要だった。
当時はまだ若く、時間が解決してくれたが
もしまた同じような困難に直面したとき
ただ休むだけで復活できる自信は、正直あまりない。
婚活が嫌になり、立ち直れないかもしれない。
困難への対処法
困難を克服する方法を調べ、自分に合った「休み方」を少しでも早く見つけたいと思った。
失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!大野正人
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 小林昌平
を読み直し、おぼろげで輪郭のような答えだが、自分に合った「休み方」をみつけることが出来た。
夏目漱石のお話し
国語が苦手だった筆者にとって、夏目漱石は「吾輩は猫である」「こころ」を書いた人といった程度の認識だったが、本を読み進めるにつれて夏目漱石という人物に興味が湧き、Google先生に尋ねたところ、なぜか新宿区のHPが出てきた。
www.city.shinjuku.lg.jp
なるほど、漱石は現在の新宿生まれ。学生時代は成績優秀、特に英語が得意。その後英語の先生になり、時の文部省から国費でイギリス留学を命じられる超エリート。さすがはお札になるだけある。
…と思ったら、英語の先生であるにもかかわらず、現地で英語が通じないことで心を病んでしまい、ひきこもりに。そして最後は強制的に国に連れ戻されている。
帰国後、心が少しでも安らぐようにと友人に小説を書くことを進められたことがきっかけで、歴史に名を残す有名な作家となった、というストーリー。
本のタイトルから見当はついていたが、偉人である夏目漱石がこんな失敗をしているとは知らなかった。むしろ、困難を乗り越えたからこそ偉人と呼ばれるまでに至ったのかもしれないが。
夏目漱石の「復活」から気づけたこと
本はこういった内容で締めくくられている。
頭の中のモヤモヤが大きくなりすぎると
持ち主自身を壊してしまうが
自分に向いているものや
好きなものに出会ったとき
モヤモヤが一気に形になる。
そして、モヤモヤのエネルギーが大きいほど
素晴らしいものができる。
こんな文章に、モヤモヤの毛玉から綺麗な織物が作られていくイラストが添えられていた。
夏目漱石は物事を深く考えすぎてしまう性格で、常に悶々としていたらしいが、考えて、考え抜いたことを表現することで、結果的に救われている。
筆者は婚活ブログを書くことで何か大それたことをしようなどとは思っていないが、自分の婚活に対するモヤモヤを形にして発散できていることに満足している。ブログを書くことが自分にとっての前向きな「休み方」なんだ、と気づけて心が晴れた。